遂にギアが固定化されました。もうこれからは「ピストに乗っています」と言っても何も間違いないでしょう。初めてピストというものに乗ったので、その印象を書いてみます。まだ2回しか乗っていないので本当に最初の感想です。
1日目
自転車屋さんで固定ギアに変更してもらたので、そこから乗って帰るのが最初のライドです。
はじめに総合的な感想を述べると「思ったほど大きな変化はないなぁ」という感じでした。
漕ぎ始めた瞬間からクランクが止まらず回り始めるのはさすが固定ギアという感じでした。でも実際に走行中の状態になるとフリーギアで漕いでいる時とほぼ変わりません。
あまり変化がなくて面白くないので、あえて恐る恐る足を止めてみるともの凄い力でクランクが突き上げられました。この感覚は驚きというか恐怖です。今は自分であえてやっていますが、無意識に足を止めてしまうと危ないことになりそう。
なお今回はギアの固定化と一緒にタイヤも交換しているため両者の変化が混ざった感想になっちゃっています。
帰り道の行程の半分以上は河川敷なのですが固定ギアのストップ&ゴーに慣れるのが大事だと思ったので信号も何もないところで止まったり発進したりを繰り返しながら帰りました。
ちなみにスキッドも原理的には分かっているのですが出来る気は全くしません。回転中のクランクを止めるイメージが全く湧かない。バックを踏むっていうのも良く分からないです。
今の所固定ギアの良さが何も体感できていませんが、「自分は今固定ギアで乗っている」と認識することで頭で楽しんでいるような感じです。
2日目
早くピストに慣れたいので仕事が終わった平日の夜にちょっと走りに行きました。今のところピストに乗っている楽しさを頭で無理やり味わっているだけで実感を伴っていません。
むしろ「お金をかけてカスタムしたけどただ不便になっただけ?」と、少し不安になってきました。「フリーギアって実はもの凄い発明なのでは?」とさえ思えてきた。
とは言えまだ2日目です。何かを判断するには早すぎる。とりあえず自転車を漕ごう。
上り坂は少しだけ(ほんの少しだけ)楽になったような気がする。タイヤが細くなったのが原因かもしれませんが。そして上り坂を登った後に足を止めてしまう癖があることに気付きました。フリーギアの時だったら休むタイミングですよね。クランクから突き上げられてピストに乗っていることを思い出す感じ。
停止・発進もまだ慣れてないですね。まず停止の時はどのタイミングでペダルから足を下ろせばいいのかよく分かっていない。発進する時はサドルを持ち上げてクランクをいい位置に持ってきてから漕ぎ始めると思いますが、その時のクランクの回転ももたつく。でもこれはトゥークリップをつけたら改善そうな気がします。
あとライドの後半でバックを踏むという感覚が少し分かった気がします。バックを踏むのを平地で試している時は難しかったですが、緩い下り坂でブレーキを使わずに減速するのにチャレンジしてみると感覚が掴みやすかった気がします。
足の動きだけで減速するのが何だかちょっと楽しい予感です。スピードを出すのではなく減速するのが楽しいってどうなの?という気もしますが。
初めはピストの良さが全然分からなかったけど、ようやく少し楽しさの片鱗が見えた気がします。また時間を見つけて乗りに行くのが楽しみです。
まあでもフリーギアが偉大な発明であることは間違いないですね。